【もったいない】クレープミックスは使うべきでない理由

クレープ粉について

「クレープはクレープミックスを使わなければ作れない」

こんな勘違いをしていないでしょうか。


キッチンカーを運営している人に取材をしたとき、クレープミックスを使っている人が多く驚きました。

「クレープミックスを使った方がいいに決まっている」

このように考えている方は、残念ながら研究不足と言わざるを得ません..


ハッキリ言うとクレープミックスは原価が高すぎます。

今回の記事ではクレープミックスの原材料を見て、どれほどもったいないかを説明しようと思います。

具体的には市販のクレープミックスと、小麦粉から自分で配合した場合の比較です。


すでにクレープ屋を経営している方や、これから目指す方はぜひ最後まで読むことをおすすめします。

クレープミックスの原材料と価格を見てみよう

まずは市販のクレープミックス粉を見てみましょう。

クレープミックスの配合

森永/クレープミックスN

1kg:604円

クレープミックスN

原材料

小麦粉・じゃがいもでん粉・米粉・砂糖・脱脂粉乳・ぶどう糖・乳糖・小麦でん粉・粉末油脂・食塩・ホエイパウダー・ショートニング・ベーキングパウダー・香料

脱脂粉乳

粉乳の一種で生乳や牛乳などの乳脂肪分を除去したものから、ほとんどの水分を除去したもの。

ホエイパウダー

生乳を乳酸菌で発酵させる、もしくは酵素か酸を加えてできた乳清からすべての水分を除去し、粉末状にしたもの。

ショートニング

植物油を原料とした常温でクリーム状の食用油脂。マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油脂にしたものと考えてよい。

ベーキングパウダー

別名ふくらし粉。重曹と重酒石酸カリウム、炭酸アンモニウムを混ぜた膨張剤。水分に反応して発生する炭酸ガスによって生地をふくらませる。

ニップン/HPクレープミックス

1kg:645円

クレープミックス

原材料

小麦粉、砂糖、ぶどう糖、脱脂粉乳、食塩


見てわかる通り、クレープミックスは小麦粉をメインとして、さまざまな素材が配合されています。

しかしベーキングパウダーや香料などの添加物も含まれていることもあるので、健康にはよくない面もあります。

値段にも注目すると、クレープミックスは1kgで大体600-650円します。

クレープミックスに加えるもの

クレープミックスだけではクレープ生地は作れません。

一緒に混ぜなければならない素材がこちらです。

  • 牛乳
  • サラダ油

クレープミックスにより必要な材料は違いますが、多くの商品でこちらの材料が表示されていました。

クレープミックスは高すぎる

僕が研究の末にたどり着いた、クレープ生地がこちらです。


僕のオリジナルレシピで作る、クレープミックスは1kgで231円でした。合わせている素材は薄力粉、強力粉、片栗粉、グラニュー糖です。

市販のクレープミックスと比較すると、なんと原価は3分の1程度です。


『味が違うじゃないか』

と指摘される方もいるかと思いますが、もちろん様々なクレープミックスと食べ比べをして、オリジナルの配合の方がおいしいという結論にいたっています。

こればかりは好みの差はありますが、少なくとも市販のミックスが「3倍のおいしい」ということはありません。


どう考えてもクレープミックスを使うと利益が減ります。

1kgで600円もするのはもったいないです。

手間は変わらない

最後に「クレープミックスはかんたん」と思っている方へ、自分で配合してもかんたんです。

混ぜるという作業は変わらないので、オリジナルレシピを使っても問題ありません。


様々な粉を仕入れなくてはいけない点はありますが、これで原価が3分の1になるのなら安いものです。

どちらを選ぶのか

ということでまとめると、クレープミックスは高額なうえに健康にも悪い。

そして大した素材も使われていないのが事実です。


なぜそんな商品が存在しているかを考えると、企業の利益のためでしょう。

「クレープミックス」と名前をつけて、あたかもクレープには欠かせない雰囲気を出し、初心者から割高で買ってもらう戦略です。


しかし基本的に材料は「小麦粉と砂糖」です。

自分で材料をそろえた方がお得なのはもう明白ですね。

さてどちらを選ぶのかはあなた次第です。

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