【初期費用は13万円】屋台開業に必要なアイテム一覧

屋台開業

どうもこんにちは。カケハシフードトラックのゆきち(@yuki_one2)です。

さてこのホームページでは、キッチンカーに注目して記事を書いてきましたが『屋台もいいんじゃないか』と、最近は考えるようになりました。


屋台のイメージというと、裏で怖い人がいるじゃないかとか、ボスにあいさつをしないと出店できないとか、そういうことを考える人もいると思います。

安心してください。それは完全に思い込みです。


確かにひと昔は、そういう傾向はあったかもしれません。

ただ今はそんなことはなく、普通に誰でもできます。


さらにキッチンカーで出店できて、屋台はNGという場所もそこまで多くありません。

僕が思うに、屋台で開業も全然ありです。


ということで、今回は屋台のメリットと、その開業費用を紹介しようと思います。

新しく飲食店を始めようと思っている方に、選択肢のひとつとして、ぜひ読んでもらいたいです。


では今回のテーマはこちら。

屋台を開業するメリットと費用

大きなハンバーガー

まずはキッチンカーと比較して、屋台のメリットとデメリットを考えていきましょう。

屋台のメリット

⑴費用が安い

後ほど内容を紹介しますが、屋台の開業費用は13万円ほどです。

キッチンカーに比べると、その費用は20分の1です。

⑵リスクが少ない

開業費用が安いということで、失敗しても取り返しがつきます。

そもそも飲食業というのは、非常に難しいビジネスということが数字で出ています。


中小企業庁の最近のデータだと「宿泊、飲食サービス業」の廃業率が最も高く、とある企業の調査によると、2年以内に60%が廃業するというデータもあります。 

開業と廃業率
中小企業庁/飲食業の廃業率の高さが分かる
閉店割合
シンクロフード/2年以内の廃業率は63.6%


ということで、いざ飲食店をはじめても、ほとんどの確率で廃業することが数字で証明されています。

だとしたら、最悪の事態には備えておく必要はありそうです。


もし屋台開業で失敗したとしても、損失は13万円です。

これは1ヶ月、普通にアルバイトすれば取り返せる額です。


つまり屋台開業はほとんどノーリスクだということです。

キッチンカーの場合、どんなに安くても100万円はかかるので、10倍のリスクがあります。

屋台のデメリット

続いては逆に、屋台のデメリットを紹介します。

⑴こだわった料理が提供できない

屋台の営業許可で、提供できるものは「簡易な調理」というルールがあります。

簡易な調理とは、焼くだけとか、盛り付けるだけとか、調理工程の少ない料理のことを言います。


焼いて盛り付けるなどの、2工程以上になるものは基本はNGです。

しかし中には特例もあり、ラーメンとホットドックなどは2工程以上ですが、屋台で提供できます。これは昔ながらの風潮とか、雰囲気が反映されているようです。


ここらへんの都合は保健所によって違うので、ほんとに謎です。だいたいは1工程までの調理のものと考えてください。

ということで、基本的にはかんたんな料理しか提供できないということが、一つ目のデメリットです。

⑵風の影響を受けやすい

キッチンカーもかなり風の影響を受けるのですが、屋台はそれ以上にあおられます。

窓口が大きく、テントで風を受けやすい構造になっているので、強風での営業はとても危険です。


晴れていても営業できない日もあるでしょう。天候の影響というのはキッチンカー以上に死活問題です。


それではメリットとデメリットを紹介しました。

ざっくりまとめると、かんたんな料理しか提供できないのですが、初期費用はかなり安いということです。

屋台に必要なアイテムとその費用

続いては屋台開業に必要なアイテムと、その費用を紹介します。

単発のイベント出店ではなくて、長期的に出店することを想定したアイテムです。

キャンプ用タープ

13,500円

テントの大きさは2.5m×2.5mの広さがあれば十分です。

組み立てがかんたんなタイプがおすすめです。

タープの内幕

5,000円

屋台は正面以外の3面を、シートで囲わなくてはなりません。

紹介したテントには1枚だけ幕が付いているので、もう2枚を追加しましょう。

20ℓの給水タンク

1,600円

屋台には18ℓ以上の給水と排水タンクが必要です。つまり20ℓのタンクを2つ購入する必要があります。

手洗い用には蛇口付きのタンクがおすすめです。カインズのオンラインストアで安く買えます。

水タンク

折りたたみテーブル

7,800円

受付や作業台として使う長めのテーブルです。

折りたたみ式で強度もある、こちらの商品が使いやすいです。長さが1.8mあるので、広々使えます。

バケツ

450円

手を洗ったときに、排水を受けるためのバケツです。

ホームセンターに売っている、普通のバケツで大丈夫です。

バケツ

ろうと

200円

バケツにたまった汚水を、タンクに入れ替えるために使います。なくても大丈夫ですが、あった方が清潔です。

ロート

ハンドソープとアルコール

1,000円

手洗い石鹸とアルコール消毒を準備します。

焼き台(グリドル)

20,000円

屋台といえば鉄板ですね。ガスを使うもので、一番安いものを紹介します。

幅は61cm、奥行き37cmあるので、だいたいのものは作れます。

プロパンガス

12,000円

鉄板を使うには大量の可燃ガスが必要です。

屋台やキッチンカーで使うガスボンベは8kgか、5kgのものが多いです。

プロパンガス

8kgでだいたい16時間、5kgで10時間の燃焼が可能です。

ガスを充填するには、街のガス屋さんに行く必要がありますが、なかなか個人向けに販売している場所は少ないのです。


千葉県のガス屋さんなら、紹介できるのでお問い合わせください。

ガスの充填料金は、1kgあたり400円ほどです。

蓋付きのゴミ箱

2,450円

衛生面を考えて、ふたが付いているゴミ箱が必要です。

ふたが付いていれば、ポリバケツなどでも十分です。

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クリアケース

1,280円

料理を提供するための容器は、外に出して置いてはいけません。

クリアケースなどに入れて、汚れから守ります。

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ホームセンターでも購入できます。

クーラーボックス

4,500円

食材を持ち込むのに、温度計付きのクーラーボックスが必要です。

温度計は別売りのものを入れれば大丈夫です。


冷蔵庫でもクーラーボックスでも許可はおります。

しっかりしたものは高いですが、発泡スチロール素材だと割安です。こちらもホームセンターで購入できます。

発砲スチロールボックス

しっかりしたクーラーボックスを買いたい方は、こちらがおすすめです。

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冷凍ストッカー

23,300円

これは許可には必須ではないですが、自宅に食材を保管するためにきっと使います。

家庭用の冷凍庫では食材を保管しきれません。142ℓの冷凍庫を持っておくと、かなりの量を保管しておくことができます。

営業許可

14,000円

営業許可の発行手数料です。保健所によって違いますが、だいたいは1万円強です。

タペストリー

20,000円

看板やメニューに使う横断幕のことです。

営業許可には関係ないですが、屋台をするなら必要なアイテムです。目をひく看板は、売上に大きく影響します。


大きさや素材によって違いますが、一応20,000円を算入しておきます。

タペストリーを制作するなら絶対にカケハシフードトラックにお任せください。最高の仕上がりを約束します。

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運送用の車

自家用でも車があれば必要ないですが、何も車を持っていない場合は必要です。

中古の軽トラでそれなりのもの買うと、470,000円くらいになります。

軽トラ価格

出店回数が多くなければレンタルでもOKです。

レンタル費用

12時間の利用で5,280円です。


ということで屋台開業にかかる費用をまとめます。

  • 営業許可を取るだけなら:72,280円
  • 出店に必要なものを十分にそろえると:12,7580円
  • 車も購入する場合:597,580円

という結果になりました。

まとめ

ではいかがだったでしょうか。

屋台のメリットと開業費用について、内訳を含めて紹介してきました。


最後にもう一度まとめます。

屋台のメリット

  • 開業費用が安い
  • リスクが少ない


屋台のデメリット

  • こだわった料理ができない
  • 風の影響を受けやすい


屋台の開業費用

127,580円


「飲食店を開業したい」という目的に、最安値でいけるのがおそらく屋台です。

キッチンカーの初期費用は、200万円〜300万円が平均なので、どれだけ安いかが分かると思います。


ビジネスとして非常に難しいと言われる飲食業界。まずは屋台からはじめてみるものいいと思います。

千葉の出店場所ならカケハシフードトラックでいくらでも紹介できるので、屋台で開業した場合もぜひご連絡ください。


では最後まで読んでいただきありがとうございました。将来を見据えた開業を応援します。

3 COMMENTS

てんぐ堂 須藤商事

当方は屋台営業を行っています。「てんぐ堂 須藤商事」と申します。
今回は屋台を取り上げてもらいましてありがとうございます。
当店は食品営業の他にも屋台の横で「金魚すくい」「ヨーヨーすくい」もしています。これはキッチンカーではできない屋台の強みですね。当店のチョコバナナを頬張りながら金魚すくいに興じる子供達をみると嬉しくなります。
屋台営業で食品販売のほかに「金魚すくい」等も何故行うかといえばその日訪れたお客様をその1日だけでも屋台が「日常から非日常空間に」誘うものであり、「笑顔と思い出をつくる場所」でありたいという思いからです。
やはり子供達の笑顔は何物にもかえられませんね。
これはきれいごとではありません。「お客様が喜ぶ。売上が上がる。公園の活気がでる」これは近江商人の三方良しの教え「売手良し。買手良し。世間良し」の実践だと思っております。
長々すみません。
ゆきちさんも頑張って下さい。

返信する
ゆきち

現場の声をありがとうございます。イベントが減りキッチンカー以上に、影響が大きいと思います。飲食店開業の一つとして、これから屋台もいいのではないかと思っています。

返信する
木嶋 政行

蒲田で飲食店をやって 今回屋台で豚丼屋を出せるとこ探してます。
よろしくお願いします。

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