どうもこんにちは。カケハシフードトラックのゆきち(@yuki_one2)です。
さて今回のブログは「キッチンカーはオシャレに改造する必要がないのでは?」という提案をします。
なぜかと言うと、キッチンカーをカスタマイズすると車検に通らなかったり、売却しにくくなるからです。
「キッチンカーを開業する」と決めたときには、まさか途中でやめようとは思わないですよね。
しかし統計的に見て、キッチンカーはほとんどが数年で廃業しています。
一生キッチンカーで食って行こうと思い準備しても、上手くいってない人がほとんどです。
そしていざ廃業となると
- キッチンカーが売れない
- 在庫が余っている
- 借金だけが残った
などの問題を抱えるのです..
そのために、もし廃業をしても耐えれる準備は必要です。
キッチンカーが終わっても、人生は続きます。
この記事では、キッチンカー廃業後も立て直せる方法をお伝えしようと思います。
では今回のテーマはこちら。
キッチンカーをオシャレにするデメリット
まずはキッチンカー廃業後の、悪い未来を考えてみましょう。
廃業したけど借金が残っている
『キッチンカーで生きて行こう』
そんな覚悟を決めて、開業に踏み切る人がほとんどでしょう。
しかし現実は、約半数が2年以内に廃業という結果に追い込まれます。
人生は上手くいかないことがほとんどです。
しかしキッチンカーをやめたとしても、人生は続きます。
その後の生活のために、立て直さなければなりません。
廃業後の最大のリスクは
キッチンカーを安値で売るしかなく、借金がかなり残った
ということです。
キッチンカーをやめたのにも関わらず、借金の返済をし続ける。
気持ちを切り替えて新しい仕事に就きたくても、これでは前に進めません。
ではなぜキッチンカーは高値で売れないのでしょうか?
この理由を考えてみましょう。
キッチンカーが高値で売れない理由
⑴ ロゴを消せない
キッチンカーのボディにお店のロゴをいれたくなりませんか?
これはちょっと考えた方がいいです。
まずキッチンカーを売るときのことを考えると、知らないお店のマークがあったらジャマですよね。
ラッピングで剥がせるならいいですが、ペイントしてしまうと価値が下がります。
次に車のボディにお店のロゴをプリントしても、残念ながら集客効果はほとんどありません。なぜなら、商品を買う人はお店のロゴなんて気にしてないからです。
気にしているのは「何を売っているのか」と「値段」です。
ロゴをラッピングするにしても、けっこうな費用を取られます。
どうしてもお店のロゴを掲載したい場合は、外付けのタペストリーに付けるといいでしょう。
⑵ ボディカラーが奇抜
キッチンカーを売ることを考えると、欲しがる人が多いことが重要です。
そのためにボディカラーが大事で、例えば赤や黄色にすると、車の主張が強すぎます。
どんなメニューにも合うように、黒や紺、白などがおすすめです。
自分が好きだと思うのと同時に、最後に売ることを考えた色選びをしましょう。
⑶ 車内が汚かった
汚い車は買いたくないですよね。
特に揚げ物をやるキッチンカーは、車内の掃除を気をつけた方がいいです。
油は時間が経つと落ちにくいうえに、酸化して臭いがきつくなります。またホコリとくっつくと黒くなって、見た目も最悪です。
汚い車は買い手が少なくなります。
揚げ物をやらない車も、ホコリや食べ物の破片はよく落ちているので、こまめに掃除するようにしましょう。
⑷ 安値で売却した
これが凄く大事なポイントかもしれません。
キッチンカーを普通の車屋さんに売却すると、かなり安値で買い取られます。
それで車屋さんは利益を出してるので、仕方ないです。
しかし個人間で取引できれば、高値で売ることもできます。買い手は安値で購入できるので、win-winな関係が生まるでしょう。
しかし、なかなか個人で買い手を探すのは難しいかもしれません。キッチンカーの個人売買をサポートするサービスもあるので、それを使ってみるのも手ですね。
フロントマスクを変えると車検が通らない
以上がキッチンカーが高値で売れない理由でした。
しかしまだ、キッチンカーをオシャレにするデメリットがあります。
それはフロントマスクを変えると、車検に通らないリスクがあることです。
自動車には車検に決められたサイズがあり、フロントマスクを変えることによって、このサイズをオーバーすることがあります。
こういった自動車は、元のデザインで車検を通過し、その後に改造されています。
そして2年後の車検のときに、もとのマスクに直してまた車検を取得します。
法的には合法となりますが、自分で車検を通すのは難しく、改造車に詳しい業者でないとできません。
また車検に通らないと、売却のときのトラブルにもなりやすいです。
フロントマスクを変えるメリットは、可愛いと思われるくらいです。
車検や売却のことを考えると、改造しない方が望ましいです。
廃業後にも後悔しないために
ではいかがだったでしょうか。
キッチンカーをむやみに改造するデメリットを紹介しました。最後にまとめと、どうするべきかを提示します。
キッチンカーを改造しない方がいい理由
- 高値で売れなくなるから
- 車検に通らなくなるから
高値で売れない理由
- ロゴが消せない
- 奇抜なボディカラー
- 汚い
- 売る場所が悪かった
後悔しないための対策
- 余計なロゴを入れない
- 塗装は地味で万人受けするように
- 車は常に清潔に
- フロントマスクはそのまま
大事なことは、常に売り抜けることを考えながら準備することです。
僕はキッチンカーを180万円で購入し、150万円で売却することができました。
当時はキッチンカーを売ることを考えていませんでしたが、結果的に借金を残さずにやめることができました。
すべて高値で売却することができたからです。
【実録】キッチンカー廃業した男のその後..さらにキッチンカーをシンプルにすることにより、初期費用を格段に抑えられます。
それはつまり、開業のリスクを減らすことにもなります。
僕はたまたま、キッチンカーがシンプルで売りやすい形だったのですが、これがとても重要だと今になって気づきました。
キッチンカーをやめた後に借金を残さなければ、いくらでも次のステップに進めます。
これから開業を目指す方には、今回の記事がとても重要なことです。
開業ばかりに目がいきがちですが、本当に考えなくてはいけないのは、将来のリスクです。