【実録】キッチンカー廃業した男のその後..

落ち込む

どうもこんにちは。カケハシフードトラックのゆきち(@yuki_one2)です。

2019年にキッチンカーを経営していました。


さて今回の記事はキッチンカーを廃業した、僕のその後についてです。

2019年クレープ屋を開業するものの、コロナの影響で活動自粛。僕はわずか8ヶ月で廃業に追い込まれた、いわゆる脱落者の1人です。


僕がキッチンカーを廃業してどうなったのかを、ここで紹介しようと思います。

この記事は開業を目指している方や、リスクを感じている方に見て欲しい内容です。


それでは今回のテーマはこちら。

キッチンカーを廃業するとどうなるのか

1人

廃業にいたった経緯

実働8ヶ月


キッチンカーをはじめて、1年足らずで辞めた僕をどう思うでしょうか?

『よく頑張った』

『センスないから辞めて正解』

『考えが甘い』

YouTubeでキッチンカー引退を発表したときは、いろんな声をいただきました。


僕は2019年11月に開業し、翌年の3月には売上42万円を記録するほど好調でした。

これから4月を控え、クレープ屋としてピークを迎えるであろう、そのタイミングで来たのがコロナです。


今まで出店していた場所をすべてキャンセルし、僕は自宅待機することにしました。

出店することもできましたが、街に人通りはなく、何より家族のための判断でした。


その年の6月に緊急事態宣言が解除されたものの、それはコロナ前とはまるで違う景色でした。

出店していても本当に人が来ない。


モチベーションが一気に無くなったのを覚えています。

今まで来てくれた方が現れることはなく、コロナ前に積み上げたものがなくなったと思いました。


買いに来てくれる人がいなくなった後は、僕がキッチンカーを続ける理由が無くなっていました。

仕込みで時間をかけ、1日材料の準備をし、いざ出店しても誰も来ない。とても辛い日々でした。


“コロナ後にモチベーションが大きく下がった”

これが僕のキッチンカー廃業の理由です。

キッチンカーの平均年収とは??

キッチンカーの平均年収キッチンカーの平均年収【結論:462万円です】

廃業後のお金事情

月夜の下

僕はキッチンカーをはじめる前は東京都の公務員でした。年収は700万円ほどで、一般的に見たら多くもらっていた方だと思います。

そのすべてを捨ててキッチンカーをはじめたんです。


しかしその結末は廃業..

家には妻と子供が2人いました。


公務員を退職したことを後悔することもありました。

では廃業してからの経済状況はどうだったのでしょうか。ここで当時のお金事情を紹介します。


廃業後の経済状況

とにかくお金がなかったです。

なんとメイン銀行の残高は228円でした。


対策としては、まず借金をなんとかしようと駆け回りました。

キッチンカーをカーローンで購入したのですが、クレジット会社に連絡し返済を2ヶ月遅らせてもらいました。

年金も払えなかったので市役所で相談し、支払いの免除をもらいました。ここらへんについては、こちらの記事でも紹介していますので、生活が厳しい方は参考にしてみてください。

関連記事

金銭対策銀行残高300円からでもできる【お金を増やす方法】

何から取り組んだ??

まずカーローンを返済するために、キッチンカーをとにかく売ろうとしました。このことについては後述します。

次になんとかお金を確保しようと、もらえそうな補助金を調べました。


しかしキッチンカーには補助金がおりない状況です。店舗をもつ飲食店は1日6万円ほど支給され「補助金バブル」などと紹介されていましたが、キッチンカーには一切無かったです。

そんな僕でももらうことができるお金がありました。

  • 困窮支援金…厚生労働省より、生活が困窮している世帯に最大30万円
  • 総合支援金…社会福祉協議会より、コロナの影響を受けた事業者に最大60万円
  • 緊急小口資金…社会福祉協議会より、コロナの影響を受けた事業者に最大20万円

その他にも市の補助金なども活用し、100万円以上を確保することができました。

これには本当に助けられました。


税金を納めてくれる人には感謝しかないです。今後はたくさん納税して、恩返ししようとも誓いました。

納税は再起をかける人を助けるシステムだなと、肌で感じましたね。

就職するか事業をするか

個人事業は続けたいと思っていたんですが、家族がいるのでなんとかお金を作ってこないといけない状況でした。

そこでどっちも妥協しない方法として「個人事業の活動2:就職活動8」でやろうと決めて、副業を認めてもらえる仕事を探すことにしました。


しかしここにいるのは、元消防士のノースキル30代

企業から見るとなんの魅力も無かったと思います。


それでもIndeedなどで求人を探し、PayPayを普及する営業とか3社を面接することができました。

手応え的にはよかったんですが、結局は不採用


このときに「個人事業を諦めて就職に100%をかける」か悩んだのですが、面接で落ちたことによって逆にもう「個人でやるしかない」と決意することになりました。

自分だけで事業するしかない


しかしタイムリミットがあります。

政府の支援金とか貸付金のおかげで、生きていけるだけのお金は確保できたのですが、お金が尽きるまでは4ヶ月ほどです。

この4ヶ月でなんとかしないと僕は経済的に死ぬことになります。


まず何とかしないといけないのは、キッチンカーの借金です。

普通に車屋さんに売却すると安く引き取られてしまうので、できれば個人の取引をしようと思っていました。

キッチンカーが売れた

キャンプスクレープ

180万円で購入したこちらのキッチンカーですが、150万円で売却することができました。

もともと面識のあった女性の方が興味を持っていただき、ぜひ購入したいと声をかけてもらえました。


この150万円には、クレープの機材一式と、冷蔵庫や冷凍庫が付いており、すぐにクレープ屋が開業できるようになっています。

車両は幸いなことに事故は一度もなく、綺麗な状態です。外装にロゴマークなどもなく、誰もが使える状態になっています。


売ることまでは考えてませんでしたが、シンプルな見た目にしたのは正解でした。

購入者が見つかったのは本当に幸運です。


僕のキッチンカーは新しい場所でもクレープ屋さんとして活躍しています。屋号の「キャンプスクレープ」はそのまま継いでいただき、嬉しい限りです。

いつでも応援したいと思います。

https://www.instagram.com/camps_crepe/

カケハシフードトラックの始動

キッチンカー事業の借金が無くなったことにより、かなり気持ちが楽になったのを覚えています。

ここで一つアドバイスなのですが、キッチンカー開業で借金はしない方が絶対にいいです。


借金は無くなったものの、依然として収入はない状態でした。

そこで立ち上げたのが、このカケハシフードトラックです。


実働は8ヶ月でしたが、キッチンカーの苦労は身をもって知ることができました。

キッチンカー業界の問題点として、条件のいい出店場所が圧倒的に少ないと思います。


ある程度集客が見込める場所は、だいたい売上の20%を持っていかれます。しかしこれだと僕みたいな弱者は大ダメージを負ってしまうんです。

このキッチンカー不利が当たり前の状況を、なんとかすることにチャンスがあるんじゃないかと思い、出店場所を探してきて紹介する事業をしようと考えました。


最初はもちろん紹介する場所もないし、登録してくれるキッチンカーさんもいない状態です。

まず取り組んだことは公式LINEを作りました。


そこにキッチンカーさんが集まれば、強い繋がりが生まれると思ったからです。

LINEなら他のSNSと違って、頻繁に見るものですかねら。


これは今でも大正解だと思います。

繋がりだけでなく、出店ページの案内とか臨時募集とかも非常にやりすいアプリです。


次に出店場所探しです。

これは運が良かったと言わざるを得ません


今でも紹介している印西市の「とれたて産直館」が、最初の紹介場所です。

ここは飛び込みで営業をかけて勝ち取った出店場所です。


担当者が何も実績のないカケハシフードトラックと、取引をしていただいたおかげで今があります。

次に船橋で開催していた「フナテラス」です。


ここはお金を一切もらわず、ボランティアとしてキッチンカー募集をしていたんですが、カケハシフードトラックの知名度を上げるきっかけになったと思います。

船橋観光協会さんのご理解があって参加することができました。


そして今でも募集している柏の葉の「ふるさとマーケット」が、一気に登録者が増えるきっかけとなりました。

ここも初イベントのときに現地に行き、責任者と直接名刺を交換して勝ち取ることができた場所です。


ほんとギリギリの状態でしたが、これでなんとか事業を成立させることができています。

そして今は15ヶ所以上を保有し、そのほか単発のイベントもあります。何も無かったカケハシフードトラックでしたが、営業と運で生活できる事業となりました

紹介できる出店場所一覧

出店場所リスト出店場所リスト

廃業を前向きにとらえた

いかがだったでしょうか?

これが僕のキッチンカー廃業のその後です。


借金をして事業に失敗すると、けっこう大変なことになります。

なので僕はかんたんに『挑戦した方がいいよ』なんて言えないかもしれません。


ただ今の仕事があるのは、僕がキッチンカーに挑戦したからなのは事実です。

ネット検索で「キッチンカー/廃業」と検索すると「廃業=絶望」という内容の記事を見かけました。これは僕みたいに実体験ではなく、コンサル業の人が書いたものです。

確かに廃業すると、いろいろ苦しいですが、絶望かどうか考え方によると思います。


例えば廃業せずに、長くキッチンカーをやるのが成功なのでしょうか??

例えばその事業が過酷で、まったく楽しくないものでも続けるのが正解でしょうか。


いえ違います。

結果人生に満足し、幸せに生きることが成功なんです。


そういう意味ではキッチンカーの廃業というのは前進でした。

お金持ちでは無いですが、今は十分満足な生活ができています。


これは経験談なのですが、仕事を辞めたくらいで人生が詰むことはありません。

公務員のときから比べると年収は激減しましたが、幸せレベルは上がりました。


廃業をネガティブにとらえてしまえば残念ですが、その経験を活かした何かができればポジティブです。

廃業しないのが一番いいんですが、廃業しても大丈夫な開業をするのが今は大事かなと思います。

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2 COMMENTS

なつ

初めまして、静岡県のなつと申します。
ブログ記事拝見させて頂き、経験をコンサルに切り替えた転身に感銘を受けました。スカウト受けて転職した会社から契約変更、業務変更をされ体調不良になりましたが仕事を切り替えるモチベーションを上げていかないと。励みになりました。

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ゆきち

読んでいただきありがとうございました。人生はいつからでもやり直せるんだなと思いました。お仕事頑張ってください!

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