どうもこんにちは。カケハシフードトラックのゆきち(@yuki_one2)です。
2019年にキッチンカーを経営していました。
さて今回の記事はキッチンカーのフランチャイズに加盟する前に知るべきことを紹介します。
フラインチャイズといえば「成功のノウハウを教える」とか「開業をサポートする」「初期費用を抑えられる」などの宣伝を出していますが、彼らは儲かるからフランチャイズを展開しています。
ここだけは忘れないようにしましょう。
この記事ではフランチャイズのビジネスモデル、メリットとデメリット、それでも加盟するべき人の特徴を解説していきます。
これからキッチンカー開業を目指していて、なおかつフランチャイズを視野に入れている方に向けた内容となっています。
それでは今回のテーマはこちら。
キッチンカーのフランチャイズをよく考えよう

まずは収益のあげ方を整理していきす。
フランチャイズ のビジネスモデル
いくつかの企業を調査しましたが、フランチャイズの収益確保は大きく2種類に分かれます。
- 加盟金として初期費用を徴収する
- ロイヤリティとして毎月ブランド利用料を徴収する
中には加盟金とロイヤリティが”0円”と提示しているところもありますが、キッチンカー製作費で手数料を抜いているので、これは①と同じこととします。
ビジネスモデルとしては、最初にたくさん稼ぐか、継続的に収益をあげるかということです。
冒頭にも言ったとおり、フランチャイズは儲かるからやるのであって、必ずどこかに収益点が発生しています。ボランティアでフランチャイズをやる企業はありません。
加盟金の相場は①の場合だと30-50万円、②の場合だと毎月3-5万円といったところです。
1店舗加わるだけで、企業はなかなかの収益になることがわかります。
これがフランチャイズのビジネスモデルです。まずは企業がなんでフランチャイズを広げていきたいのかを知っておきましょう。
加盟するメリットとデメリット
次にフランチャイズに加盟することによる、メリットとデメリットを整理します。
- 開業まで導いてくれる
- 料理の技術とレシピを教えてくれる
まず①についてです。
フランチャイズではどうすれば開業できるのかを、すべて教えてくれます。
一見するといいサービスのように思いますが、これは調べれば誰でもできることなので、ここに費用が発生するのはもったいないです。
初期費用をどれだけ抑えられるかがビジネスでは大事なことなので、かけなくてもいい経費は避けるべきです。
次に②についてです。
企業秘密のレシピを教えてくれるのは、大きいメリットです。
フランチャイズに加盟すれば、料理の作り方を一から教えてもらえます。本当にそのお店の料理が好きならば、加盟する理由としては十分です。
- 費用がかかる
- 同じようなお店が既にある
- 仕入れを強制される
まずは①については、フランチャイズに加盟すると必ず費用がかかります。独自ではじめた場合と比較して、経費がかさみます。
続いて②についてです。
フランチャイズで開業するということは、よく言えば「上手くいったモデルを継承する」とも言えますが、既にあるお店をコピーするということです。
同じ地域に、同じようなキッチンカーがいれば潰し合うだけです。
個性が求められるキッチンカーで、同じメニューを提供するのは大きなマイナス要素です。
そして③についてですが、中には仕入れを本部だけに強制する企業もあるようです。
これはコンビニのフランチャイズと同じ戦略で、キッチンカーが儲からなくても本部だけが得をするシステムです。
よほど素材にこだわっていて、それが安値ならいいですが、キッチンカーから搾取しているだけの構造に見えます。もし本部でしか仕入れができない契約なら、注意が必要です。
フランチャイズに加盟する判断とは

ということでフランチャイズのメリットとデメリットを紹介しました。これを踏まえて一つの提案を残します。
料理が美味しくて、それが真似できないお店ならフランチャイズに加盟してもいいです。
結局フランチャイズに加盟する最大のメリットは、企業秘密のレシピを知れることです。
開業のノウハウは調べればわかりますが、秘密のレシピは調べてもわかりません。
よって”料理”に自信のある企業はいいと思いますが、開業サポートの方に自信を持っている企業は加盟しない方がいいです。余計な費用を払うことになってしまいます。
本当にそのお店の料理が美味しいと感じて『これを売りたい』と強く思ったのなら、加盟してもきっと成功すると思います。
逆に「かんたんに開業できる」というだけでフランチャイズに加盟するのは危険です。そもそも創業は甘いものではないですから、軽い気持ちで始めるならやめた方がいいです。
ではいかがだったでしょうか?
キッチンカーのフランチャイズについて、彼らのビジネスモデル、メリットとデメリット、加盟してもいい条件を提示してきました。
最後に今回の記事内容をかんたんにまとめます。
フランチャイズのビジネスモデル
初期費用を大きく徴収するか、継続的にロイヤリティを徴収する
メリット
- 開業までサポートしてくれる
- 料理のレシピを教えてくれる
デメリット
- 費用がかかる
- 同じようなお店が既にある
- 仕入れを強制されることもある
加盟してもいい条件
料理が美味しくて、それが真似できない場合
キッチンカーがどれほど厳しいかは、僕が身をもって経験しているので、こちらを参考にしてください。

さらにクレープ店の厳しさはこちらで紹介しています。

飲食店の開業は本当に難しいと思います。皆さんの参考になると嬉しいです。では最後までありがとうございました。