どうもカケハシフードトラックのゆきちです。
船橋テラスマーケットというイベントの主催をしたり、イオンモールにキッチンカーを紹介したりしています。
『キッチンカーで利益を上げたいなら、イベントに出店するべし』
こんなことを聞いたこともあるのではないでしょうか?
これは事実だと思います。
シンプルに人が多いですし、来場者のお財布の紐が緩くなっているからですね。通常の出店より、イベントに出店した方が儲かりやすいのは間違いないです。
でも簡単にイベントに出店できると思ってないでしょうか?
残念ですが儲かる場所に出店したいとは、どの事業者も同じことを考えています。
つまりイベントの主催者に選ばれないと、出店することはできないのです。
ということで今回は、イベントに呼びたくなるキッチンカーの特徴をお伝えしようと思います。
私はイベンターへの仲介者でもあり、主催者でもあるので、説得力を持って解説することができるはずです。
ぜひキッチンカーに関係する方は、参考にしていただけたらと思います。
呼びたくなるキッチンカーの特徴とは?
イベント出店を募集すると、たくさんの方から応募がきます。
例えば私が主催する「船橋テラスマーケット」というイベントにキッチンカーを募集すると、だいたい30-40台近くの応募が集まります。
ここから出店する12台をいつも選出しています。
私一人の判断で出店者を選ぶわけではないですが、主催者なので大きな権限を持っています。
そんな自分がどんな基準でキッチンカーを選定しているのかを解説します。
1.インスタグラムをやっている
出店するキッチンカーを選ぶ基準の一つがインスタグラムをやっているかどうかです。
- どんなキッチンカーなのか
- どんな料理を提供しているのか
- どんなことを発信しているのか
これを主に知りたいので、インスタグラムを見るのが一番手っ取り早いのです。
ホームページやPDFで情報をまとめてくれる方もいるのですが、選ぶ側としてはインスタグラムをやっててくれるのが一番ありがたいです。
例えば文章でキッチンカーの特徴を説明されても、受け取り手によってイメージは変わります。
しかし写真や動画を見れば、正確な情報を伝えることができます。どう評価するのかは主催者なのですから。
しかしインスタグラムの投稿にも注意点があるのでお伝えします。
そんなにたくさんの投稿は必要ないですが、最低限は押さえてほしい情報が2つだけあります。
①キッチンカーの出店風景
私がキッチンカーを運営していたときの写真があったので、紹介します。
主催者は実際に出店すると、どんな外観になるのかを知りたがっています。
必ずキッチンカーの出店風景を投稿しましょう。
これは斜めからの撮影になっているのですが、できればキッチンカーの側面が真ん中にくるように撮影してあると、より良いですね。
変にカッコつけて傾けて撮影したりするのは悪い例です。シンプルに正面に、分かりやすい写真があると評価がグッと上がります。
②実際の料理の写真
次に料理の写真を投稿しましょう。
これはメニュー表に使うイメージ写真ではなくて、実際にお客さんの手元に来たときの状態があるといいですね。
パックや包装紙に包まれている状態でいいです。
そして重要なことですが、変な加工をしないでください。
キラキラをつけたり、文章を添えたりですね。
なぜかと言うと、主催者は写真を使ってお店の紹介などをします。加工している写真はとても使い勝手が悪いのでNGです。
料理の写真もシンプルに正面から、そのままの状態で投稿していると評価がグッと上がります。
ということでインスタグラムの開設が大事なのですが、キッチンカーの出店風景と、提供する料理の写真をシンプルに投稿すると評価が上がります。
2.専門性のあるお店である
キッチンカーを選ぶのに次に大事なことは、お店の業態です。
イベントには複数のキッチンカーが出店することが多いので、専門店がいくつもあるのが主催者の理想です。
もちろんイベントにもよりますが、1店舗でいろんな商品を提供するのは、あまり評価されないことが多いです。
さらに一つの料理にこだわる専門店の方が、美味しいものを作ってくれそうなイメージもあります。
いろんな商品を提供できるメリットもたくさんあるのですが、イベントに呼ばれるという観点では不利に働くことがあります。
3.人柄と見た目
どんな人が表に立つのかで、イベント来場者の印象は大きく変わります。
例えばいつもニコニコしている人が接客をしてくれたら、購入した方も気持ちがいいですよね。
逆に怖いおじさんが表に立っていたら、イベント自体に苦情がくるでしょう。
主催者はイベント全体の成功をのぞんでいます。
イベントを盛り上げてくれる、そんな方に出店して欲しいのです。
特に大事なのが清潔感です。
これはキッチンカーに限らず、大人が社会で成功するには欠かせないことだと思います。
見た目に気を使える方は、料理にも気を使える人が多いです。
事前に人柄を判断される材料に免許証があります。
免許証の更新に適当な格好で行ってないでしょうか。しっかり髭を剃り、スーツで撮影されるだけでも印象は大きく変わります。
主催者からすると見た目はかなり大事な部分ですので、普段から気を使えるようになりましょう。
4.返信と対応
続いては主催者との連絡のやり取りについてです。
主催者から質問があるのに、なかなか返信しない。社会人として相応しくない対応などをされると、主催者としては呼びたくない存在となってしまいます。
例えばすぐには回答できない質問だったら『確認するので、少しお待ちください』などと、何かしらのリアクションをすることが大事です。無視が一番ダメです。
社会人として相応しくない対応とは、例えば書類を期日までに提出できないのに連絡しないことや、嘘をつくことです。間に合いそうになかったら、その時点ですぐに連絡をいただければいいのです。
どれも大人として当たり前のことばかりですが、これができない方は信用がなくなります。
【結論】主催者の信頼を得るのが大事
結論として、主催者はイベントを成功させたいと思っています。
来場者がどうすれば喜んでもらえるかを一番に考えるので、その期待に応えてくれそうなキッチンカーを選びます。
【まとめ】
イベントの主催者はどんなキッチンカーに出店してほしいのか
- インスタグラムをやっている
- 専門性のあるお店である
- 見た目や人柄がいい
- 連絡がちゃんと取れる
これで確実にイベントに呼ばれるわけではないですが、出来てない人には確実に勝てます。
ただもちろん「美味しい料理を提供できる」ということも忘れないでください。飲食店として当たり前だったので、省略しましたが。
最後に主催者としては、毎回同じキッチンカーに出てもらうより、バラエティに富んだ方がいいなとも思います。
一度呼ばれたけど、次回は呼ばれなかったということもあるかと思います。
必ずしも「評判が悪かったから呼ばれなくなった」というわけでもないので、ご理解はいただきたいですね。
しかし信頼がある方には『違うイベントの方には出てもらおうかな』とか思うので、有利に働くことは間違いないです。
あくまでキッチンカーを選んでいるのは人間です。毎回ちゃんとやってくれる方には、いろんな仕事を依頼するのは当然のことだと思います。