「100円稼ぐことと、100円使わないでおくことは同じことである」
どうもこんにちは。カケハシフードトラックのゆきち(@yuki_one2)です。
脱サラして独立開業したけど、お金がない..
そんなことで悩んでいませんか。
じつは僕も最高に貧乏だったときがあるんです。
それはキッチンカーがコロナで出店できなくなった頃で、リアルに全財産が300円でした。そのときは子供も2人いたので、とても不安な毎日を過ごしていました..
その状況を突破できた理由の一つは、僕の「金銭対策」が大きく関係しています。
今回は苦しい状況でもできる、お金を増やす方法を14個紹介します。
独立したけどお金が無いという方や、これから独立する方は絶対に取り組むべき内容なので、ぜひ真似をしてください。
個人事業主がやるべきお金を守る方法
まず独立するために重要なことは、お金の知識を身につけることです。
これから紹介することは、すべて知っているだけで得する内容となっています。世の中こんなことがたくさんあるので、第一に情報を仕入れる努力をしましょう。
収入はすぐに増やせないけど、支出はすぐに抑えられます。
【実録】キッチンカー廃業した男のその後..
無駄な出費をなくす
最初のお金を守る対策は、無駄づかいをなくすことです。
すごい当たり前のことですが、意外と難しかったりします。
僕はキッチンカーを始める前は、東京消防庁に勤める消防士でした。主に救急隊で、夜間に働くことが多く、給料もそこそこもらっていました。
年収で700万円くらいです。
お金に困ることがなかったので、今思うと金銭感覚がくるっていました。
例えばコンビニを見つければお菓子を買い、Amazonでは必要無いものをポチり、外食は週3回は行くという始末です。
一度身につけたこの習慣を変えるのは、とても大変でした。
僕はお金がなくなって、強制的に変わらざるを得なかったのですが、努力して変えるのは難しいです。
もし会社員の方で、これから独立しようと思っているなら、今のうちから正常な金銭感覚を身につけましょう。
無駄づかいの例
コンビニ
お菓子や飲み物は、スーパーで買う方が安いです。またコンビニ弁当は添加物が多く含まれており、体への悪影響があるとする意見もあります。
どちらにしろコンビニは便利ですが、無駄が多いです。行くのをやめましょう。
Amazon
手軽になんでも購入できるため、無駄づかいも多くなりやすいです。しかし店舗より安いのは事実なので、本当に必要なものは買ってください。
「今欲しくは無いけど、安いから買う」というのは危険です。
外食
手間なく食べ物が出てくるレストランは魅力的です。
しかし1人1食、安くても1,000円はやっぱり高いです。自炊で1,000円かければ、もっと豪勢にいけますので、頑張ってお家で作りましょう。
お酒
アルコールは人体にとって何も良いことがありません。無駄づかいをなくす一歩として、まずアルコールは断つべきです。
見栄にかける費用
自分を大きく見せるのは無意味です。
ブランド品はもってのほかで、車もできればカーシェアを利用したいです。服もユニクロで十分おしゃれです。
すべて身の丈にあったものを選びましょう。
未来への投資にはお金を使う
無駄づかいは積極的に無くしていきますが、仕事道具には妥協してはいけません。
仕事道具は未来への投資です。
もったいないと思われるかもしれませんが、仕事環境を整えることは、長期的に大きなリターンになります。
僕の場合パソコンを買ったことにより、このようにホームページを運営できたりします。
仕事道具にはこだわりましょう。
スマホ料金を抑える
今はdocomoやSoftBankといったキャリアも安くなりましたが、スマホ料金に3,000円以上払っているなら見直した方がいいです。
とくにおすすめは楽天モバイルで、1GB未満の使用量なら0円という破格です。
スマホは毎月必ずかかる費用なので、1,000円でも安くなるなら、すぐに乗り換えましょう。
医療保険には入らない
ガンや病気にかかるとお金がもらえる、あの保険のことです。
そこに毎月10,000円など払っていては、とてももったいないです。
医療保険に加入するということは、自分が病気になることに賭けていることになります。
自分の健康に自信がないなら加入してもいいですが、この先病気になる気がないならすぐに解約することをおすすめします。
その分のお金はむしろ、スポーツジムや健康食品などの健康に使うべきです。
また自営業者でも、すでに「国民健康保険」というものに加入しています。
その中の「高額医療費制度」というものがあり、どんなに高額な医療でも上限が設定されているのです。
例えば非課税者なら100万円の手術を受けたとしても、払う金額は35,400円で済んだりします。
つまり、民間の医療保険は入らなくても問題ないのです。
メルカリをしっかり使う
不要になったものは、売ることを考えましょう。
リサクルショップを検討する方も多いですが、リサイクルショップは安く買い取って、高く売るビジネスモデルです。
たくさん中抜きされるので、そこでメルカリやラクマなどのフリマアプリを利用しましょう。
掲載する手間はありますが、リサイクルショップより確実に利益がでます。
また売るだけでなく、買うこともおすすめです。
僕は定価90,000円の業務用のかき氷機を20,000円でゲットしました。
いらないものは売り、中古で買うことは、お金を守る有効な手段です。
お得なサービスはすぐに使う
現代はキャッシュレスなど、新しいサービスがどんどん広がっていますよね。
そして企業は認知を広げるために、広告費を使ってお得なキャンペーンを進めているのをご存知でしょうか。
じつは新しいサービスはすぐに使い始めるのが、一番お得なんです。
「よく分からないから」との理由で何もしないのは、もったいないのです。
これから使うべきサービスを紹介します。
2018年のサービス開始直後、すべての商品を対象に還元率20%のキャンペーンを打ち出しました。
家電がすべて20%還元されるとあり、当時はメディアでも相当話題になりました。
そして今でも定期的に大きなキャンペーンが開催され、2021年12月現在も自治体を順番に20%還元が実行されています。
今からPayPayを使い始めるのも遅くないです。
利用できる店舗も多く、PayPayは便利でお得な決済方法となっています。
スーパーマーケットのカスミ、マックスバリュ関東との共同会社である「ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス」が開発した、新しいスマホ決済システムのことです。
サービス開始直後、カスミで買い物をすると、なんと30%還元でした。
今でも10%還元なので、例えばキッチンカーの仕入れをここですれば、それだけ利益に繋がります。しかもカスミならPayPayを使うとができます。
普段の買い物も、支払い方法を変えるだけで、こんなにも差が生まれます。Scan&Goは、すぐにでも使い始めるべきサービスです。
還元率の高いクレジットカード
まず買い物に現金は使うことをやめましょう。
現金はポイントが付かないので、先ほどのPayPayやクレジットカードなどのキャッシュレスを使うべきです。
そしてPayPayが使えない場所もあるので、クレジットカードも持っておきましょう。
おすすめは「VISA LINE Payクレジットカード」です。
還元率が2%なので、現在では最もお得なカードとなっています。
貯まるポイントはLINEポイントで、そのまま支払いにも使えます。持っていない場合は、すぐにでも作るべきです。
銀行に手数料は払わないこと
銀行のATM手数料は絶対に払ってはいけません。あれほどもったいないお金は無いです。
そもそもキャッシュレスを使ってればATMは必要ないので、やっぱり現金を持つことはやめましょう。
さらに振込手数料も支払わない方がいいです。
そのために、メインバンクはUFJや三井住友ではなく、ネット銀行にしましょう。
他の銀行宛への振込手数料も必要なくなります。
銀行に1円でも手数料を払っているなら、それは改善できるポイントです。
おすすめは住信SBIネット銀行です。
僕はこれを使い、ATM手数料と振込手数料を払ったことがありません。
カケハシフードトラックでも支払いはPayPayに対応しているので、なるべく手数料かからない方がいいと思っています。
セールを狙う
家電など高価なものは、安くなるタイミングで購入した方がいいですね。
例えばAmazonだと、プライムデー、ブラックフライデー、サイバーマンデーなど、1年の中で大きなセールが何回か開催されます。
年末年始のセールも絶好のタイミングです。
欲しいものがあればリストに保存しておいて、安いときに買うと賢いです。
どの時期に何のイベントがあるのかを知っておくと、無駄づかいを減らせますね。
Amazonだけではなくすべての買い物について、タイミングは考えるべきです。
これは知っているだけで、得する情報です。
僕も最近ずっと欲しかったGo Proというカメラを、ブラックフライデーで10%安く買うことができました。無事にお金を守ることができたというわけです。
政府からもらえる支援金とは
ここまでは「お金を守る方法」ということで、支出を減らすことを紹介してきました。
続いては、お金に困っている方がもらえるお金について解説します。
これを受け取ることは恥ずかしいことではありません。しっかりもらえるお金はもらい、体勢を立て直してから、また納税で返していけばいいのです。
政府の支援はけっこう手厚いので、事業を成功させる資金にしましょう。
年金を免除してもらう
国民年金は「収入の減少や失業等により、保険料を納めることが経済的に困難な場合」には納付を免除できる制度があります。
しかし将来もらえる年金も半分になるので、注意してください。
年金を払えないときは通告を無視しないで、手続きをすると自治体は助けてくれます。
経済的に余裕ができてから、しっかり年金を払えばいいんです。
確定申告をしっかりする
もし会社員をやりながら開業をした場合、会社に払った税金が返ってくることがあります。
税金というのは「所得」の大きさで変わるのですが、事業で損失を出した場合は税金を減らすことができます。
経費にできるものはしっかり申告しましょう。
例えばキッチンカーで開業した場合には、車の購入費、厨房設備にかけた費用、ガソリン台やETC、仕事で使うならパソコン代も経費にすることができます。
経費を計上すると所得が下がり、税金が減ります。
もし確認申告で所得が0円になれば、所得税と住民税が0円になり、国民健康保険料も最安値になるんです。
さらに所得0円は「非課税世帯」とされ、いろいろな補助が受けれたりします。
生活に困っているときこそ確定申告をして、非課税世帯になる方が余裕が生まれます。
緊急小口資金
緊急的に生計の維持が困難となった場合に、少額の費用を借りることができる制度です。
20万円を無利子で借りることができます。
また非課税世帯には返済免除にする方針で現在進んでいるので、本当に困っている人を助ける制度になっています。
現在は令和4年3月まで応募ができます。
総合支援金
緊急小口資金と同じような制度ですが「新型コロナウイルスの影響を受けて、収入の減少により生活に困窮している方」が対象となっています。
こちらは最大で20万円を3ヶ月、合計60万円を無利子で借りることができる制度です。
同じく令和4年3月まで申請ができます。緊急小口資金とあわせて受給することもできるので、合計で80万円を受け取ることができます。
詳細や申し込み方法は、厚生労働省のページをご覧ください。
求職支援制度
雇用保険を受給できない方が、職業訓練でスキルアップをし早期就職を実現するための制度です。
なんと毎月10万円をもらいながら、さらに職業訓練を受けることができます。
職業訓練には様々なコースがあり、例えば簿記、医療事務、宅建、プログラミングなど就職に役立つスキルが身に付きます。
受講できる条件はありますが、もし生活に困っているなら、企業への就職を目指して勉強に励むのもひとつの手です。
▶︎求職者支援制度の詳細(PDF)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/training/dl/training01m.pdf
まとめ
ではいかがだったでしょうか。
個人事業主でも利用できるお金を守る手段と、政府からもらえるお金についてまとめました。
最後に今回の内容を振り返ります。
お金を守ろう
1.まずは徹底機に無駄づかいを無くしていきましょう。
僕は過去に年収が700万円あり、金銭感覚が壊れていました。その習慣を変えるのは大変です。
- コンビニに寄る
- Amazonで必要ないものを買う
- 外食に行く
- お酒
- ブランド品などの見栄にお金をかける
などの無駄づかいをしているなら、すぐに習慣を見直しましょう。
ただ将来のために、仕事道具に妥協してはいけません。
2.スマホ料金に3,000以上払っているなら、楽天モバイルに変えることをおすすめします。
楽天モバイルなら、1GB未満の使用量なら0円です。仮に20GB以上使っても2,980円という破格となっています。
3.医療保険に加入しているなら解約する。
国民健康保険の高額医療制度というのがあるので、手術を受けたとしても負担は数万円に軽減されます。民間の保険はすぐに解約しましょう。
4.ものは捨てずにメルカリを使うことを考える。
リサイクルショップは安く買い取られてしまいます。売却益を出そうと思うなら、メルカリやラクマといったフリマアプリを使いましょう。
5.PayPayやShop&Goといった、新しいサービスは積極的に使ってく。
サービスが開始された直後は、企業も認知を広げようと広告費を莫大にかけています。還元率20%など、サービスは最初が狙い目です。
6.還元率の高いクレジットカードを使おう。
現金で買い物をすることはもう終わりにしましょう。ポイントが還元される、PayPayやクレジットカードを使うべきで、カードならLINE Payクレジットカードがおすすめです。
7.銀行にATM手数料や振込手数料を払うのはもったいない。
UFJや三井住友のようなネガバンクではなく、ネット銀行を使うことにより手数料を払わずに済みます。おすすめは住信SBIネット銀行です。
8.買い物は安くなるセールを狙う。
例えばAmazonだと、ブラックフライデーやプライムデーなどの大きなセールが年に数回実施されます。欲しいものが安くなるタイミングを把握しておきましょう。
政府からお金をもらう
続いてお金を守ったうえで、困窮している方がもらえる制度について紹介しました。
この支援を受けることは与えられた権利です。もらえる人はしっかもらいましょう。
1.緊急小口資金
20万円を無利子で借りられる。そして現在、非課税世帯は返済が免除されるように進められている。
2.総合支援金
最大60万円を3ヶ月に分けて、無利子で借りられる。これも現在、非課税世帯は返済が免除されるように進められている。
3.求職支援制度
毎月10万円をもらいながら、プログラミングなどの職業訓練を受けれる制度です。支援を受けながら企業に求められるスキルを取得して、就職を目指せます。
個人事業主ができる金銭対策として、まずは「どれだけお金を使わないか」を意識しましょう。知っているだけで守れるお金があります。
次に政府主体で進める支援制度を使いましょう。日本は生活に困っている人を助けてくれる国です。
しかし支援制度は一時的な援助にすぎません。
この期間にしっかり事業を作って、納税することで恩返ししていきましょう。自治体にお金を納めることで、そのときに困っている人を助けることができます。
では個人事業主が知っておくべき知識を紹介しました。
どんなに困窮しても、最後には生活保護という手段もあります。困っているときには、自治体に『困っている』と伝えることがとても大事です。